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XX.よもやま話をしながら
2012 / 06 / 28 ( Thu ) 21:06:38
コメントをお送りいただいた、おるごどんさん、ありがとうございました。

第20話「よもやま話をしながら」で完結となりますが、
これからは、坂野さんからお聞きした様々なことを元に、河北潟について色んな角度から調べてまとめようと考えています。更新に時間がかかると思いますが、これからもよろしくお願いします。

仕事を持ち寄って、よもやま話をしていた・・と懐かしんで話をするときの坂野さんは、いつもどこか楽しげでした。色々と良い思い出があるのだろうなと、感じていました。
これまでに話されていた内容を文章にし、昨年一度確認していただきましたが、それをまとめたものです。


第20話 よもやま話をしながら ・・・・・・・☆

河北潟の東側に位置する集落、「潟端」で暮らしてきた昭和4年生まれの坂野 巌さんに、水郷の景観がひろがっていた1950年代頃(昭和34年頃)までの潟端の自然と暮らしについて聞き書きしてきました。最終話となります。

当時は、潟端の部落の真ん中を、両岸が石垣で護岸された「前川」が流れておりました。20~30cmほどの大きな石が4~5段積まれた石垣の護岸です。前川の川幅は約4m、川沿いの道は巾2間ほどありました。川を挟んで両側の岸沿いに家が建ち並び、家の前の川に舟が横付けされていました。
夏は、前川の南側の玄関先など、日陰の適当なところで一服したものです。涼しい風の通る玄関先に筵を敷いて、気心の知れた人達がそれぞれ自分の仕事を持ち寄りました。よもやま話でもしながら、漁具を作ったり、修理をしたり、秋の準備をしたりと、色々と必要な作業をすすめます。年寄りや先輩が大物を捕ったときの話や、失敗談などを聞きながら手を動かしていると、時間の経つのを忘れました。
竹製のウガイの漁具も、そうしたところで準備しました。田の草取りが終わった7月はじめから8月のお盆頃までのことです。漁具の痛み具合は、日頃の使い方で違ってくるものですが、漁具を結んでいる糸や紐が古びていたり、グラグラ緩んだ状態のままで漁をすると、魚のあたり(手応え)が解らずに不漁となります。緩んだ紐や糸をしっかりと直しました。また、竹の折れたところは部分的に取り替え、新しい物を作ったりもしました。
そうした時間の中で、年寄りや先輩の知恵、やり方、コツなどを教わることができ、自分なりに工夫も加えていきました。今思えば、当時の人たちは誰でも親切で、経験が豊富にあり、何時でも気軽に応じてもらえました。良かったなあと、感謝の気持ちで当時を偲んでいます。


(「よもやま話をしながら」は、NPO法人河北潟湖沼研究所の発行する通信「かほくがたvol.17-4 2012年」に掲載されています。)
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テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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